羽のない扇風機

スギタ「うわー,暑い暑い暑すぎたぜ」

上田「確かに。今年は梅雨が明けたとたん急に暑くなったな」

はるか「そうね。女子にはきついわ」

スギタ「男子だってきついわ」

上田「兜先生,何とかならないですか」

兜先生「いやいや,勉強のことなら何とかするがこの暑さは先生にはどうにもならないな」

塾長「ふふふふ」

スギタ「出た!塾長の福笑い」

ななみ「だーかーらー,含み笑いだってば」

塾長「みんな,苦労掛けたな。今年はこれを買ったんだ」

スギタ「んんん?何ですか,これは」

上田「ばかでっかい音さみたいだが…」

ななみ「あああ,もしかして扇風機ですか」

塾長「そう,ダイソンだ」

兜先生「奮発しましたね,塾長」

スギタ「まあな<(`^´)>エッヘン」

塾長「おいおい,人のセリフ取るなよ。まあ,それより組み立ててくれないか」

リョウタ「ボク,手伝います」

上田「俺もやるぜ」

ふみや「僕も手伝います」

兜先生「家電好きが揃ったな」

塾長「じゃあ,頼んだよ」

上田「これが台座で,上に本体を乗っけるんだな」

ふみや「しっかりはめないと」

リョウタ「あっ,カチッと音がした」

上田「次は風の出る部分だ」

ふみや「これも時計回りに回して…」

リョウタ「こっちもカチッていいました」

上田「完成だ。簡単だね」

ふみや「リモコンはこれか。おおっ,上に磁石でくっつくぞ」

リョウタ「風の強さは10段階ありますね」

兜先生「どれどれ。おー素晴らしい。風の強さが一番強いとすごいな」

ななみ「わー,涼しい😄」

はるか「塾長,ありがとうございます」

塾長「みんながこんなに喜んでくれて奮発した甲斐があったよ」

スギタ「あああああああああぁーーーーーー」

上田「何やってるんだ?」

スギタ「新しい扇風機が来たら最初にやることはこれだろうが」

ななみ「さ,勉強勉強」