塾長「授業の途中だけれどもみんなは教科書をきちんと見るかな」
はるか「勉強の基本は教科書です。私は教科書を大事にしてます」
上田「確かにそうかもな。でも,教科書ってまわりくどくないですか?」
塾長「科目にもよるけどな。数学においては実は教科書が基本であり,模範解答でありそして数学の勉強の基本となる」
二階堂「確かにそう思います。数学の試験勉強は教科書の例と例題,それに問と節末問題さらには章末問題を解けばたいていの問題は解けます。欲を言えば教科書の後ろにある演習問題までやればほぼ完璧ですね」
上田「問題集はやらないのか?」
二階堂「必要ないね。教科書だけで十分。もっとも,ぼくの場合は春休みや夏休みのうちに予習で全部解いちゃうけど」
上田「はいはいお疲れさま」
塾長「それはさておき,教科書にはたくさんのお楽しみがあるのは知っているかな?」
スギタ「袋とじかな?」
ななみ「ハイッ!スギタ退場」
スギタ「何だよいきなり。そりゃないぜ💢」
塾長「まあまあ,これからが本題なんだから」
上田「以前も教科書にはおまけの面白いものがあるって言ってましたよね」
塾長「その通り。教科書は無味乾燥なものではないんだな。例えば化学基礎の教科書には『花火と炎色反応』というコラムがあるんだ」
ななみ「炎色反応ですか?」
はるか「何だったっけ?」
ななみ「金属の水溶液が燃えるとその金属元素によって色が決まっていることだよ」
二階堂「ナトリウムなら黄色,カリウムは紫色,カルシウムなら橙赤色だね」
上田「お前,文系のくせに何で知ってるんだ!」
二階堂「去年,化学基礎で学んだじゃないか」
スギタ「でも色なんて人によって感じ方が違うぜ。何だよ橙赤色って?」
塾長「結構結構。そうやって議論できるだけで十分だよ。そもそも色の感じ方は人それぞれ。たまにはいいこと言うな。スギタ」
スギタ「<(`^´)>エッヘン。」
塾長「こうした話題のネタが教科書にはあちこちにあるんだね」
上田「興味深いです」
ななみ「私はいつも試験に関係ないからって読み飛ばしてました」
塾長「こうしたところからも学びはあるんだね。余裕があるときこうした記事を読むのもマイナスではないと思うよ」