別解の妙・その3

塾長「奇数の和に関してはこんな考え方もある」

ななみ「他にも解き方があるんですか?」

塾長「もちろん。いいかな?まず●を1個並べる。これが1までの和,すなわち1だ」

スギタ「俺でも分かる」

上田「そりゃそうだ」

塾長「次に●の周りにL字型に●を並べる」

上田「サイコロの4の目のようになりました」

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塾長「このL字型に●は何個あるかな」

スギタ「ハイハイハイハイハイッ」

塾長「ハイは1つでいい。妙に張り切っているな」

スギタ「だってこれくらいじゃないと答えられないじゃん」

塾長「なるほど。で,答は?」

スギタ「3個です」

塾長「正解!」

スギタ「<(`^´)>エッヘン。」

上田「あのなぁ~」

塾長「ではさらに同様に外側にL字型に●を並べてみよう」

はるか「私がやります」

スギタ「お前もこれくらいしかできないからな」

はるか「ほっといてよ💢。塾長,こうです」

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ななみ「今度は5個並んだわ。あっ💡」

上田「1+3+5だ」

はるか「何?なに?ナニ?」

塾長「でははるかちゃん,次は何個並ぶかな」

はるか「1・2・3…7個だわ。あっ💡そーか」

塾長「その通り!」

スギタ「どの通りや?」

塾長「内側から順に●を並べるとすべて正方形になるんだ。だから奇数の和は必ず平方数,すなわち2乗の数になる」

ななみ「なるほど。こうして結果が得られるんですね」

上田「面白い。こっちの方が断然楽だし感動もあります」

塾長「数学の力を伸ばすためには1つの解法で終わらせずに,こうして別の方法を考えるのもいいんんだ」

ななみ「ありがとうございます。すごく勉強になりました」