法学部と映画

塾長「はるかちゃん,何書いてるの?」

はるか「進路志望の用紙です。夏休み中にどの学部に進みたいかを書かなければいけないんです」

塾長「学校の宿題は多いからね。こうしたものはあとに残すと夏休みの終盤で焦ってしまう。今のうちに終わらせるといいね」

はるか「第一志望は商学部,2番目は経営学部で3番目は法学部にしようかしら」

ななみ「あら,はるか。以前は法学部は書いてなかったんじゃないの?」

はるか「う~ん,それが最近ちょっと変化があったのよ」

ななみ「えっ,なになにo(^-^)o」

はるか「最近レンタルで借りたDVDのドラマで,裁判ものがあってそれが格好よかったの」

上田「それなら俺見てた。弁護士役がやたらとはっちゃけていたやつだろう」

はるか「はっちゃけたって…。それがいいとこじゃないの」

塾長「裁判に関するものは映画にも多いよね。『十二人の怒れる男』やそれをオマージュした『12人の優しい日本人』は傑作だと思う。毛色は違うけど『ステキな金縛り』はかなり笑えた。同じ人が書いたものとは思えない」

はるか「あー,私もそれ涙流しながら見たわ」

塾長「動機は何であれ,興味の幅が広がるのは悪いことではない。弁護士となると法学部だね」

上田「二階堂と一緒だな」

はるか「別に二階堂君と張り合うつもりはないわよ」

上田「そうだな。やつと張り合うなんてやめといた方がいい」

塾長「法学部と商学部だと全然系統が違うな」

はるか「そうなんです。だから志望理由書くのが難しくて😭」

塾長「そこが君たちの悩みどころだね。受験するならば行きたい学部・学科を選択し,そのあとに大学を選ぶ。それが順序だから」

はるか「真剣に考えてみます」