雪見だいふく・後編

塾長「雪見だいふくに牛皮が含まれているって…?うーむ,調べてみよう」

さくら「ほんとに書いてあったんです」

塾長「まあまあ,グーグル先生に聞いてみよう」

スギタ「オーケーGoogle?」

塾長「ネットで調べるんだよ,もう。えーと『雪見だいふく 牛皮』これで調べよう」

さくら「出ましたか?」

塾長「うーんと……,んんん?何だこれは」

スギタ「ジャジャーン!そこに衝撃の事実が!!」

塾長「いや,ナレーションは要らないけど」

さくら「なんて書いてありますか」

塾長「かいつまんでみると『雪見だいふくは,1981年にロッテが日本で発売した氷菓で,同社の登録商標。 アイスクリームの外側を薄い求肥(ぎゅうひ)で包み,大福のように丸く整形した冷菓である』だね」

スギタ「求肥?何ですかそれ」

塾長「調べよう。今度はWikipediaで。あった」

さくら「何て書いてありますか」

塾長「『求肥は和菓子の材料のひとつで,白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練りあげたものである。牛皮や牛肥とも表記する』らしい」

さくら「ほら~,やっぱり牛皮が入ってますよ」

塾長「本当だ。ごめんね🙏さくらちゃん」

スギタ「まったくだぜ,塾長。化学も教えてるんでしょう」

塾長「面目ない,って。お前に言われたくない」

さくら「よかった,間違いじゃなくて」

塾長「先入観でものごとを見ちゃダメだね。最初から否定してちゃ科学の目は育たない。それにしてもさくらちゃん,よく気づいたね」

さくら「へへぇ~😄。塾長に褒められた」

スギタ「オレも褒められたい」

塾長「先生もそう願いたい。卒業までに一度は褒められることしてくれよな」

スギタ「一度ですか」

上田「やれやれ」