明治大学の学部・学科 その8・情報コミュニケーション学部

さくら「先輩達がよく『情コミ情コミ』って言ってますが,明治大学にコミュニティーでもあるんですか」

はるか「さくらちゃん,コミュニティーじゃないのよ。正式には情報コミュニケーション学部。学部のひとつなの」

スギタ「情コミ情コミ」

はるか「何よ,スギタ」

スギタ「先輩達がよく言っているんだろう。情コミって」

はるか「だからって意味もなく言わないでよ」

スギタ「おっ,突っコミ」

塾長「茶化しちゃだめじゃないか。かわいい後輩が聞いてるんだから」

さくら「情報コミュニケーション学部か。どんなこと学ぶんですか?」

塾長「情報コミュニケーション学部の基本的なコンセプトは,自ら問題を発見し,問題を分析し,問題を解決していく,となっている」

さくら「う~ん,難しくてよく分かりません」

はるか「さくらちゃんは将来やりたいことはあるの」

さくら「たくさんあります。英語を勉強したいし,ダンスにも興味があります。人と接することも好きなので,アナウンサーなんかもいいかな」

塾長「おやおや,盛りだくさんだな」

はるか「でも,そういう人には情コミが合うかもしれないわよ」

さくら「本当ですか?」

はるか「先輩に聞いた話では,ダンスやゲーム,アニメなどのサブカルチャー的なゼミがあるみたい」

スギタ「それに試験が少ないから楽らしいぜ」

上田「お前らしいな」

塾長「確かに情コミに進んだ卒業生は楽だと言っていたな。けれどもその反面,自分で目的意識が薄いままで過ごすと,何も得ることがないとも言っていた」

はるか「きちんと問題を探して,解決する方法を学ばなければいけないのね」

スギタ「よし,決めた。俺,情報コミニューケーションにした」

二階堂「ダメだな」

スギタ「何でだよ」

二階堂「コミニューケーションじゃなく,コミュニケーションだ。よくある間違いだが,学部名もきちんと言えないなら諦めろ」

塾長「おっと,手厳しいな」

さくら「ふ~ん。ダンスやアニメか。面白そう」

塾長「でもさくらちゃんはまだ中学生だから,もっと見聞を広めてから学部選びをしたらいいね」

さくら「はーい」

つづく