社会科の勉強法

はるか「兜先生,社会科の勉強でいつも悩んでいるんです」

スギタ「社会科なんて覚えるだけじゃないか。頑張って覚えりゃいいんだよ」

兜先生「そう言いながらも毎回平均点も超えられない人が居るんだな」

スギタ「ギクッ」

はるか「でも,確かに覚えることは必要ですよね」

兜先生「もちろん必要だけれども,単に丸暗記では太刀打ちできない問題もある」

ふみや「よく,日本史は流れをつかむのが大事だと言われますがそうなんですか?」

兜先生「大雑把な流れや時代背景の知識はもちろん必要だね。でも,日本史に限らず大事なことがある」

はるか「何ですか」

兜先生「まずは学校の授業をきちんと聞くことだ。特に社会科や国語は学校の先生の話すことを授業中にしっかり聞くことだけで成績に繋がることがある」

スギタ「でも眠くなっちゃうんだよな」

兜先生「おいおい,しっかり家で寝とけよ」

ふみや「でも,単に聞いているだけでいいんですか」

兜先生「真剣に聞くのも集中力が続かないよな。けれども重要なところは先生の声のトーンも変わるもの。そこを捉えることだ」

はるか「う~ん,聞き取れるかしら」

兜先生「大丈夫。自分の判断で構わない。それと1回の授業で3つは板書以外のことを書き記すこと」

ふみや「どんなことを書き留めるんですか」

兜先生「それも自分の感覚で構わない。書き留めることを授業中に探すことは,その授業に集中していないと出来ないからね」

はるか「なるほど。重要事項を探し求めれば集中出来そうですね」

ふみや「うん,次の授業からそうしてみます」