上田「明日は学力テストだ。今夜はしっかり寝ておかないと」
スギタ「お前アホか」
上田「何だ,藪から棒に。そもそもお前にアホ呼ばわりされたくない💢」
スギタ「学力テストなんてどうせ成績に関係ない。ちゃちゃっと済ませばいいさ」
タカヒロ「先輩,そうなんですか?」
上田「成績に関係ない,という点では正しいな」
タカヒロ「じゃあ,スギタ先輩のいう通り,きちんと受けなくてもいいんですか」
上田「それはちょっと違うんじゃないかな。確かに成績には関係ない。けれども自分の実力が全国レベルでどれくらいかを測る絶好の機会だ」
はるか「そうね。もし将来明治大学以外の大学を受験するときのひとつの目安にもなるものね」
上田「タカヒロ君は中学生だから,受験したと仮定して今の実力で明大中野高校に受かるかの判断になるね」
タカヒロ「無理ですよ。受験で受かるなんて」
はるか「でも,高校から入学する人達の多くはその手の試験では高得点のはずよ」
タカヒロ「そうか,真面目に受けなくちゃ」
スギタ「大丈夫,大丈夫。結果悪くても高校には上がれるさ。人生楽しまなくっちゃ」
はるか「確かに成績には無関係だけれども,そうした姿勢がふだんの成績にも反映するのよ」
タカヒロ「分かりました。僕,真面目に学力テストを受けます」