スクラップと雨降り・後編

塾長「スギタ,お盆休み中の新聞,持ってきたぞ」

スギタ「いやー,もう要りません。スクラップ,終わりました」

塾長「お前なー,終わったなら連絡くらいよこせよ。結構鞄がかさばったんだぞ」

スギタ「すみません🙏。お盆ですっかり忘れていました」

塾長「それにしてもスギタ,今年は宿題終わらせるの早いな」

スギタ「ふふふ,今年の俺はひと味違うぜ」

塾長「ふふふじゃないよ。まったく💨新聞が無駄になったじゃないか」

ザーーーーーー☂

塾長&スギタ「何だ何だ??」

ユースケ「ひえー,すごい雨降りです」

塾長「おやおや,ひどい濡れ方だな。傘差していたのかい?」

ユースケ「もちろんです。でも,傘が役に立たないほどです」

スギタ「いや,傘が無ければ全身びしょ濡れだぜ」

塾長「ひとつの例えだよ」

スギタ「イーヤ,傘の名誉のためにもひとこと言っておきたい」

塾長「妙なところにこだわりがあるんだな」

ユースケ「スニーカーの中がビショビショで気持ち悪いです」

スギタ「😁😁😁」

塾長「何だ?スギタよニコニコして」

スギタ「塾長,新聞紙ですよ,新聞紙」

塾長「あっ,そうか!ユースケ君,靴の中に新聞紙入れておくといいよ」

スギタ「ほーら塾長,俺がスクラップやっていたことが役に立ったぜ」

塾長「本当だ,スギタが役に立った,って結果論だろうが」

スギタ「結果がすべてだぜ。塾長」

塾長「やれやれ💨💨」