テストになると・その2

塾長「まずはプリントアウトだ」

はるか「これって,今までに解いてきた問題じゃないですか」

上田「でも問題を解くスペースがないよ」

スギタ「何だよケチって。経費削減か?」

塾長「まあまあ,よく聞くように。まずはハサミで一問ずつ切ること」

上田「切っちゃうんですか。大胆な」

はるか「一問ずつですね。大問ごとでいいんですよね」

塾長「そう,小問ごとでカットしないように」

ななみ「何だか楽しくなってきたわ」

上田「何の意味があるんだ?」

スギタ「ジョキジョキジョキジヨキ

塾長「こらこら,もっと丁寧に切るんだ」

スギタ「あいたたた🤕。指切った」

塾長「言わんこっちゃない。さて,全部切ったかな。次に裏側に問題番号を書く。裏写りしない程度に,少し控えめに書くこと」

上田「結構手間が掛かりますね」

塾長「最後の仕上げは問題番号をカットする」

はるか「ええっ💦それじゃあどこの問題か分からなくなります」

塾長「それが狙いなんだ。問題番号が分からなくすることが大事なんだ」

つづく