明治大学の学部・学科 その9・農学部

塾長「明治大学には私学では珍しく農学部がある」

ななみ「やったー😄。やっと農学部の話になりましたね」

はるか「ななみはリケジョだもんね」

ななみ「そうなの。将来は絶対に食品関係の会社に就職したいわ」

上田「う~ん。理系って結構将来の職業と結びつけて学科を選ぶことが多いな」

はるか「その点では目的意識が高くて羨ましいわ」

塾長「文系でも親の仕事を継ぎたいので会計士や税理士を目指している生徒も居るね」

上田「でも,それって親が会計士や税理士だからという,限定的なケースですよね」

はるか「親が開業医とか建築屋さんとかと似ているわ」

ななみ「もー,そんなことより農学部の話にしましょう」

上田「食品関係に就職する場合,どこの学科がいいのかな?」

ななみ「私は農芸化学科を考えているの。あとは農学科かしら」

はるか「難しそう。農芸化学科って何を勉強するの」

ななみ「食品の安全性を考え,土壌から研究することや食品衛生の研究もあるわ」

はるか「ただ単に美味しいものを追求するわけじゃないのね」

塾長「その他には微生物に関する研究もある。かつて微生物の世話をしていた学生が,年末年始も世話しに行かなければなりません,って言ってたな」

上田「年末年始も大学に行くの。可愛そうに」

塾長「そうでもないんだな。我が子の成長を楽しむように見えたけど」

ななみ「その気持ち,分かるわ。一生懸命世話した分,ちゃんと成長してくれたら嬉しいよね」

上田「農学科との違いは?」

塾長「どちらも食品と環境がベースになってるけど,農学科は社会で活躍すべく人材育成を,農芸化学科は最新技術,すなわちバイオテクノロジーによって問題解決をしていく点かな」

はるか「他にも生命科学科と食料環境政策学科がありますね」

塾長「生命科学科の人気は高く,理系の中でも成績が高い生徒が希望する傾向にあるね。食料環境政策学科は以前は農業経済学科と呼ばれていた。昔の名の通り,農業に関する経済学が中心なので,唯一文系の生徒が推薦可能な理系の学科だね」

はるか「文系でも行けるんですね」

塾長「事実,明大中野校も明大中野八王子校も文系の生徒が推薦されている。文系からの推薦者数の方が理系のそれよりも多い年も珍しくない」

上田「なるほど。一度は考えてみる価値ありですね」

塾長「明大中野八王子校においては,農学部は女子に人気がある」

ななみ「よーし。私,女の戦いで勝ち抜くわ」

スギタ「おー,こわ」

つづく