アムステルダム・前編

兜先生「今日の地理の授業はオランダだ」

スギタ「チューリップ・水車・オランダ村

兜先生「おいおい,それじゃ日本と言えば『芸者・富士山・新幹線』と同じじゃないか」

二階堂「いや,先生。それ古すぎます」

八木「私は同感できるな」

兜先生「いやー,すまんすまん」

スギタ「先生,ごめんで済めば警察が要らんでしょうが」

上田「先生,そろそろ授業に入ってください」

兜先生「そうだった。オランダの首都はどこか知っているかい」

二階堂「アムステルダムです」

兜先生「その通り。で,その都市名の付け方がオランダの発展に関係するんだ」

上田「都市名が発展に関係する?」

兜先生「そうなんだ。オランダにはチューリップや水車以外にも多いものがある。スギタ,何か分かるか」

スギタ「警察官」

二階堂「論外だな。運河でしょう,先生」

兜先生「その通り。オランダの最大都市アムステルダムに流れるアムステル川はその昔何度も氾濫があった」

スギタ「ふむふむ」

兜先生「それを防ぐためにダムを築いていった」

スギタ「ほーほー」

兜先生「そして運河を巡らせて発展していった。それがオランダ水の都・アムステルダムだ」

上田「と言うことは,アムステル川にダムを造ったからアムステルダムなんですか!」

二階堂「意外だな」

スギタ「んなアホな💢まるで駄じゃれじゃないか」

兜先生「けれどもそれが事実なんだな」

二階堂「もしかしてロッテルダムもそうですか?」

つづく