上田「中間試験が始まるな」
二階堂「試験時間割も出たし,計画的にやらなければ」
梅太郎先生「よし,授業はじめるぞ。今日の化学は『酸と塩基』だな。きちんと予習・復習はしてるかな」
二階堂「もちろんです。先週の問題を解き直しました」
上田「俺もやり直したけど,分からないとこがありました。先生あとで質問いいですか?」
梅太郎先生「もちろん,いいとも。ところでもう試験範囲は出ているよね。スギタ,範囲は把握しているか」
スギタ「そんなものは上田達に聞いてくださいよ。俺は知りません」
梅太郎先生「これだ💨上田君はちゃんと知っているよね」
上田「もちろんです。酸と塩基の水素イオン濃度までです」
二階堂「いや,pHの計算までは入ると聞いていたが」
梅太郎先生「おやおや,どちらが正しいんだ」
上田「ウチのクラスは遅れているので,二階堂の方が正しいかもしれません」
スギタ「何だよ,上田も頼りないな」
上田「お前に言われたくないや」
梅太郎先生「そうだぞ,スギタ。そもそも試験範囲を把握しているかそうでないかで成績に反映するものだ。ふだんから学校の授業はきちんと聞くことだな」
二階堂「後輩の学年では,試験範囲の一覧表が配られていました」
梅太郎先生「そうだね。そういうのがあると助かる。でも自分でしっかり把握することも大切だ」
スギタ「用意周到だな」
八木「準備万端の方が適しているでしょう。この場合は」
梅太郎先生「ことわざはそのくらいにして,化学の勉強だ」
はーい