勉強とカロリー

講習中の楽しみといえば昼休みの昼食。お母さんが作ってくれたお弁当を持ってくる生徒も居れば,昼休みになると誰よりも早く塾を出てラーメン屋に向かう生徒も居る。

さくら「あー,午前中の授業が終わった。お昼休みだ」

はるか「さくらちゃんはお弁当派か。どれどれ」

スギタ「おっ,定番の卵焼きにほうれん草のごま和え,ポテトサラダ。ウインナーもある。うーむ,出来ればタコさんにして欲しかったな」

はるか「あんた,なに女の子のお弁当のぞき見しているのよ。あっちいって。シッシッ」

スギタ「人を野良犬扱いしやがって」

ふみや「俺たちはカップラーメンだぜ」

梅太郎先生「こらこら,育ち盛りにカップラーメンはダメだろう」

ふみや「でも結構おいしいのもありますよ」

梅太郎先生「お母さんからお昼代くらい貰っているだろうが」

ふみや「もちろん。でも安いカップ麺で済ませば残りは俺の小遣いになる」

はるか「何だかせこいわ」

ふみや「まっ,これもひとつの経済学だよ」

梅太郎先生「ものは言いようだな。でも,きちんと食事を取らないと午後の授業が持たないぞ。勉強で頭を使うとカロリー消費するからな」

ななみ「エエッ!ダイエットになりますか」

梅太郎先生「そいつはどうかな」

スギタ「ムダムダ,もっと運動しろや」

ななみ「うるさい💢スギタはシッシッ」

スギタ「キャインキャイン🐾」

上田「ダイエット効果はともかく,勉強量とカロリーの関係を研究している人も居ますよね」

梅太郎先生「うん。大事なことはいかに集中するかだ。ダラダラ勉強してもダメだぞ」

ななみ「でも何だか勉強,頑張れそうな気がしてきた。午後もハッスルンバーします」

スギタ「なんだ?そのセリフは」

梅太郎先生「よしっ,授業をはじめよう」